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がん保険でも生保と損保ではどう違うの?

一概に「がん保険」といっても生命保険会社の商品と損害保険会社の商品に分類することができます。


生命保険会社によるがん保険は、「保障」であり、がんとなった際の金銭的な問題を包括的にサポートするものです。そのため、一時金や入院、手術、通院、先進医療、収入保障など、がんになった以後のあらゆる金銭的リスクを想定しているため、分類も細分化されており、自分に必要な金額を加入条件として選択することができます。

一方で、損害保険会社によるがん保険は「補償」であり、がんになった後に治療に際して、実質的に負担した医療費を保険で補う役割を持っています。そのため、実質的に負担した医療費以上の補償が乏しいため、長期的に金銭的なトラブルが発生したとしてもカバーすることが難しいものとなっています。保険料としては割安かつ一定であり、補償内容もシンプルなものになっているケースが多いです。

損害保険会社のがん保険でも診断給付金を設定している商品はあり、特約として先進補償をつけることもできる商品もあります。また、公的医療保険の範囲を超えている自由診療までカバーしているものあります。

また、期間に違いがあり、損害保険会社のがん保険は5年などの期間が決められている定期保険が中心で、更新が必要となります。

一方で、生命保険会社の商品は、終身タイプもあり、また終身保障でも、保険料の払い込み期間を60歳までなど、年齢で設定できるものが主流です。

どちらが良いかは、医療保険で保障している範囲はなにか、保険料が一生定額であったほうが良いのか、先進医療などの特約などを重点的に保障したいか、などによって異なってきます。他の保険の加入状況、将来的な計画などを見据えた上で判断するのが良いといえます。

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