【札幌 医療・がん保険コラム】尿一滴でガンをみつける!? 「線虫ガン検査」って何だろう?
近頃では、「線虫ガン検査」というお話が注目されていますが、みなさんは聞いたことがあるでしょうか?
線虫とは?
線虫とは、「線形動物」という系統に属している長さ0.3-1mm程度の小さな細長い生物であるということです。
この線虫の特徴の中に、「嗅覚がとても非常に発達している」というものがあります。
ある条件の下にあたって、線虫がヒトの尿に含まれる「ガン」の匂いをかぎ取るという特性を、がん検診に利用するという試みに関心が集まっています。
この検査は、「リキッドバイオプシー」といわれていて、この何年かで研究が非常に躍動的に進められている検査方法のひとつです。
基本的に医療機関で行われているガン検診は、胃X線検査(バリウム検査)、胃カメラ、大腸カメラなど「侵襲的」、わかりやすく言うと身体に一定の負荷をかけて体内のガンの存在があるかないかを確かめる方法が一般的なのです。
その一方で、リキッドバイオプシーは血液や尿などを採取して、液体(=リキッド)の成分の中からガンの存在をキャッチしにいくという、受ける側にとっては非常に簡単であり便利で、身体の負担がかからない検査方法になっています。
ガンに対する感度(精度)は?
また、ガンに対する感度(精度)は86.3%と高くなっており、ステージ0やⅠ期の早期ガンに関しても高感度の報告がされているようです。
線虫が反応することがわかっているガンの種類は?
現在において、線虫が反応することがわかっているガンの種類は以下のとおりです。
- 胃ガン
大腸ガン
肺ガン
乳ガン
子宮ガン
膵臓ガン
肝臓ガン
前立腺ガン
食道ガン
卵巣ガン
胆管ガン
胆のうガン
膀胱ガン
腎臓ガン
口腔・咽頭ガン
ガンは早期発見が重要なので、この線虫ガン検査もガンを早期発見する手段の選択肢のひとつになりますね。
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