かんぽ生命の不適切販売
かんぽ生命は、郵政民営化で生まれた日本郵政グループの生命保険会社です。2019年3月末の総資産は73兆円があり、業界最大手の日本生命に匹敵する大きな保険会社です。
今回かんぽ生命の不適切販売とは、古い契約から新しい契約への「乗り換え」をめぐり、顧客が不利になるような販売が相次いで見つかったことです。
例えば、
① 旧契約の解約後、健康状態の悪化などで新契約が結べないこと。
② 新しい契約を結ぶ際の健康状態の告知に不備があり、保険金が支払われないこと。
③ 乗り換えず、旧契約の特約を切り替えたほうがよかったこと。
上記以外にも不適切なことはありました。
郵便局員には、かんぽ生命の保険販売でノルマがあるので、新規契約を取ったり、乗り換えの契約を取ったりすれば、手当が得られます。